日時 | 2011.6.24 |
場所 | スピンハウスポンタ(京都市) |
みんなが集まってモチーフを編むモチーフサーキットを、糸紡ぎ、織り、編み、フェルト好きな人たちならみんな知っている京都の「スピンハウスポンタ」さんで開催しました。
みんなで自己紹介をし、アットホームななかでわいわいと作業。楽しかったです。
今回の震災のお話はポンタさんにお願いしていました。時間も2時ぐらいから10分程度で…と。そのはずやったんですが、私の最初の挨拶の後、「アトちゃんの話に追加でね~!」とお話が始まり、「あの…2時からの震災のお話は…」とお尋ねすると「え?今ので終わりよ!」といきなり予定が狂うという。その追加のお話が、すんごく素敵なお話だったので予感はしてましたけどね(笑)トルコでみた手仕事のたくましさについて。これは行った人でないとわからない貴重なお話でした。
予定が狂った結果よかったんですよ~。そのあと、今日はみなさんにも自己紹介をしていただこう!とおひとりおひとりお話していただいたんです。普通なら名前言ってはい終わりかもしれませんが、この時間が本当によかった!きっとこれはポンタさんにお話してもらったからみなさんも話しやすい雰囲気になれたんじゃないでしょうか。さすがです。ほんとうに。
みなさんそれぞれの震災に寄せた思い、自分の環境のこと、ここに来たきっかけ、ほんとにたくさん話していただきました。
親戚が被災された方、神奈川(!)からはるばる来られた方、何年ぶりかに自分のための外出をした方、モチーフもやけどスピンハウス目当ての方(笑)…ほんとにみなさん環境も思いもさまざま。
主催する側の私は、いつもこちらが伝えたい伝えたいという気持ちと、こう感じてくれたらなぁという思いばっかりで突っ走ってきたので、あらためてみなさんの気持ちをじっくり聞くきっかけになり、本当に胸がいっぱいでした。
やっぱり同じ時間を共有するってすごく素敵なことやわ。足を運んでくださるからには、楽しい思い出をつくってもらわねばなんて、いつも意気込んでるけど、つくづく自分は与えられる側であることに気づきます。
あと、足を運んでくださる方とのきずなが生まれることも実感しています。
実は、私は当日、取材が入ったり、別取材の電話が重なったりとひとりあたふたしていて、あまり話しの輪に入れなかったんですが(涙)電話から帰ってくるとみなさんが楽しくおしゃべりされたり、もくもくと集中して編んでらっしゃるのを見てすごく嬉しかったです。