ニットデザイナーのatricotです。
糸のメーカーさんや雑誌編集者さんからのご依頼で、リクエストに適った作品を企画し、編み図を起こし、見本となる作品やキットをつくっています。
1本の糸から自由にかたちを作ることができる編みものの魅力に魅せられ、日々、「こんな編みかたはどうだろう?」「こんなかたちはおもしろいかな?」など、ユニークだけど実用性のある範囲に収まるような作品を企画し、パターンや素材づかい、色づかいを考えています。
ご依頼にあわせて作品をつくるなかで、デザイン力を鍛え、製図と教室運営の経験を培い、いつの間にか20年を超えました。
ご依頼のイメージをかたちにすることで、その人に合ったニットをつくるお手伝いがしたいと考えています。たとえば、私はストレート体形でニットが合わないので、そんな私の体型にも合ったかたちを、ずっと探しています。
atricotのパターンなら安心、編みやすいと思っていただける信頼と、初めての人にもおもしろそうだな、編んでみたいなと思ってもらえたらと、編み図を起こし、レッスンをおこなっています。
ちまたでは安価で質の良いニットウェアが手に入りますが、好きな糸や好きな色を使い、自分の手を動かしてつくる満足感は格別です。この楽しさを、ひとりでもたくさんの人に伝えられればと思っています。
atricot 拝
biography
1981年(昭和56年)
京都府向日市に生まれる。
1997年(平成9年)〜2009年(平成21年)
16歳頃から編みものをはじめ、KCS(講談社カルチャースクール)にて長谷川温子氏に師事し、本格的に編みものを学ぶ。
講談社カルチャースクール手編み科本科終了後、日本ヴォーグ社にて手編み準師範まで取得。
文部科学省後援毛糸編物技能検定試験の審査委員資格認定。
2006年(平成18年)
ニットブランド「atricot」をスタート。
同時にニットカフェを運営、JEUGIAカルチャースクールなどで編み物教室を主宰する。
2007年(平成19年)
手編み用の糸・毛糸を販売する糸の専門店に勤務。
たくさんの素材に触れる機会を得る。またそこで担当した教室で、製図に力を入れるようになる。
2011年(平成23年)
東日本大震災の発生を受けて、ニットで東日本大震災による震災遺児を支援する「TJWK関西(Think Of JAPAN While Knitting 関西)」を立ち上げる。
フリーランスとして独立する。
2015年(平成27年)
第2回ヒツジパレットにて「ニッケセレクト」賞受賞
『ふしぎで楽しい! atricotのトリッキー・ニッティング』(グラフィック社)出版
2016年(平成28年)
『100gで編めるもの atricotのニッティングトライアル』(グラフィック社)出版
2021年(令和3年)
NHK Eテレ『すてきにハンドメイド』出演
2022年(令和4年)
NHK Eテレ『すてきにハンドメイド』出演
ほか
雑誌『SPINNUTS.』連載
編みもの教室『atrcitoニットカフェ』運営(現在はおやすみ中)
動画配信
糸メーカーへのデザイン提供
など。
編みものを通じて東日本大震災での震災遺児を支援するためのニット・プロジェクト『Think Of JAPAN While Knitting 関西』(TJWK関西)を主宰。
works
トリッキー
ニッティング
100gで
編めるもの
雑誌
SUPINNUTS
books(作品掲載)
2022年
2021年
2020年
2019年
2018年
2017年
2016年
2015年
2014年