
こんにちは。atricotです。
京都市の隣の小さな市で生まれ育ちました。
知り合った人たちとお話するなかで、よく「編み物をはじめたきっかけは?」という質問を受けるのですが、それはごくごく平凡で、高校生のときに好きな男の子にマフラーを編んだのがはじまりです。
でも、そこでとてもおもしろいことを発見したのです! それは、ニットって棒が2本と長い紐が1本あればなんでも編めてしまうってこと。たとえば、棒針の代わりにお箸を、毛糸の代わりにセロテープや針金を使ったり……、そんなものでもニットにできるんですよね。ニットってマフラーやセーターのイメージしかなかったのですが、じつはもっともっといろんなものができるんじゃないかと、ニットの可能性に夢中になりました。今となっては突飛なものばかりつくっていたような気がしますが、小さな子供が初めてお絵描きをするように、ニットをしているときが一番自由な気持ちになれました。
それから、ニットのお師匠さんに出会い、人に服をつくるようになり、糸紡ぎをはじめて羊にハマり……、もう、今となっては私とニットは切るに切れない深い関係となってしまいました。
今はニットを教える仕事が増えましたが、初めてHPをつくってもらった2年前はどちらかというともっと創作活動をしていきたいという思いが強く、まさか自分が誰かにニットを教えるなんて考えもしなかったことでした。でも教えることは自分にとっても毎回が発見の連続で、とても楽しく、なにより作品ができたときの生徒さんたちの喜ぶ顔を見るのは、本当に嬉しいひとときです。これからもひとりでも多くの人におもしろさを伝えていけたらと思っています。
そして私の大切なもの、これからも大切にしていきたいものを、かたちにしていきたいと思います。ホワホワの羊の毛から1本の糸が紡がれるように。
atricotの糸やニットは、最終的にはatricotでなくてもいいと思っています。それよりも、その人と共に歩んでいけるものになればなあ、と思っています。そうなれるものをつくるのは相当大変なことなのですが……。でも家族や大切な人に贈るような気持ちでつくるのはもちろん、実際その人たちに服をつくるということは、ライフワークにしていきたいのです。
もう歳が歳なのであまり聞かれなくなりましたが、「将来の夢は?」と聞かれると真っ先に答えてしまうのが、羊を飼いながらさつまいもを育てること!
羊はともかく、三度のごはんがすべてさつまいもでもいいというくらいに、むかしからさつまいもが大好きです。さつまいも好きと羊好きが高じて、人からさつまいも菓子と羊グッズをよくいただきます。羊、もしくはさつまいもを見ればatricotを思い出してくれる方がたくさんいらっしゃるようで……、なんともありがたい話です。
そんなわけで、実際はストイックなニットの日々ではなく、さつまいもを食べ、羊(羊毛)とじゃれあう生活といったほうが正しいかもしれません(笑)![]()
